それは少し前。バレエのレッスン日でした。
よりによって今日かぁ。
絆創膏を剥がすときの痛さを思い出し、血が流れていようと貼らせてくれません。
さすがに今日はお休みかな?
でも泣いていたのは、痛いだけではありませんでした。
バレエをお休みしたくなくて、泣いていたのです。
結局、メニューには配慮していただいたものの、しっかりレッスンを終えました。
ずっとずっと辞めずに続けるの。
この間ばあばにこっそり宣言したそうです。
この歳で打ち込めることに出会えた幸せ。
私にとって絵であったように、彼女にはバレエなのでしょうか。
その眼差しはしっかり前へ。