数日前にバッサリ切った髪。
彼女の気持ちを表すように、楽しげに揺れます。
春の陽気のなか、歩いて小学校隣の学童へ。
その足取りは軽く、私をすぐに追い抜きます。
手を引き、そのスピードに合わせてゆっくり歩いていたあの日。
もうあの小さな女の子はいませんでした。
いつの間に背中を追うようになったのだろう。
振り向いて、「早く!早く!」
その笑顔もすっかりおねえさん。
来週には小学生になります。
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年少さんから始めた絵日記も7冊目に入り、ついに最終回を迎えました。
今日のことだって、絵にして伝えたい。
なのに、見てくれる先生はもういない。
一番淋しい気持ちなのは、私自身かもしれません。
物語は続くから。
これからものんびり描いていこうと思います。