いつも聞こえてくる楽しい声。
「あははは!ちょんまげだ〜」
ん?ちょんまげ?
髪はさっき洗って流してあげたはずなんだけどな。
顔をあげると。
おひざに細長い泡がついています。
「とのさま!とのさまぁ!」
「なんじゃ?どうしたのじゃ?」
最近、江戸時代に興味津々の彼女。
まさかお風呂場で、殿様に会えるとは思いませんでした。
毎日と言う程、新しいキャラクターがお目見えするので、気が抜けません。
なぜって?
その声を担当するのは大体私。
彼女の演出どおりのセリフじゃないと、怒られちゃうんだから。