まだまだ明るい。
ピアノのレッスンを終え、外に出ても公園では笑い声が聞こえてきます。
そうだ、今日は夏至だ。
広い公園は芝生やクローバーが緑の絨毯のように広がっています。
あ!バッタさん!
あ!カエルさん!
ここで小さな頃から泥んこになって遊んだ娘は、追いかけていき、平気でつかみます。
昔は力が強すぎて、生き物が息絶えてしまったけれど…
みんな命があって、帰る家があるんだよ、優しくしてね。
その言葉に一瞬止まり、噛みしめるようにして、「じゃあまたね」ができました。
みんなみんな、大きくなあれ。