月別アーカイブ: 2015年7月

こころもキャッチボール

  
「ちびpoeちゃんもおいで〜」

ピアノを終えて公園に行くと、ご近所さんがキャッチボールをしていました。

小学生のおねえさんやおにいさんが、小さなグローブをはめて楽しそう。

ばたばた駆けていき、早速仲間入り。

ボールは山なりになったり、なぜか自分に当たったり。

あれ? あれれ?

みんなは彼女が取れるように、そおっとボールを転がしてくれます。

最後はグローブも貸してくれました。

「ママー!うまくはまらないよー」

そうか、左利きはグローブも反対なのね。

誰とでもすぐ仲良くなれる彼女。

まわりもいつもあたたかく受け入れてくれます。

みんなに育ててもらっているなぁ。

微笑ましい光景に、いつも以上に心があたたかくなりました。

かけがえのないものを手に

  
発表会を終えて初めての通常レッスン。

終わる頃顔を出すと、先生がうれしそうにやってきました。

「見てあげて、お母さん!すごいのよ〜」

床に座ってまっすぐ足を伸ばして身体を倒す柔軟。

最初は痛くてお顔がつかなかったのに、膝にぴったりついています。

つま先立ちもふらつかず、足もまっすぐきれい。

首もキリンさんみたいにピーンと伸びています。

あれあれ?いつのまに?

小さな舞台であっても、目標を立て、達成した経験。

緊張感の中、実力を発揮しようとする経験。

そこから多くの自信を得たようです。

そして。

がんばらなくちゃという気負いから、いつも固くなっていたけれど。

楽しさを味わい、力まず動けるようになって、身体がふっと軽くなったのでしょう。

もう楽しくて楽しくて。

こぼれそうな笑顔がそこにはありました。

その姿は堂々と

  
髪にはオーガンジーの大きなリボン。

肩や背中が大きく空いたお衣装。

ふわっふわのチュチュが揺れています。

バレエを始めて3ヶ月。

先日街の小さな発表会に呼ばれました。

コミュニティーセンターの一室だし、背景はホワイトボードや扇風機。

もちろん照明もありません。

それでも、お姉さんたちに負けず、堂々とした踊り。

誰よりも笑顔で終えました。

毎週コツコツ練習し、先生やお姉さんたちの言うことやることを真剣に見て吸収しようとしていた姿勢。

今回たくさんのことを学んだことでしょう。

一度も弱音を吐かなかった彼女を、娘ながら尊敬しています。

私も負けてられないな。

本質を見抜くこと

  
おもむろにカゴをあさり、今夜の一冊を選ぶ。

読みなさいと言ったわけではないけれど。

お風呂の後、私が寝る支度をしている間、きまってぽつりぽつりと声が聞こえます。

今夜は何を選んだのかな。

なかなか読み終わりません。

のぞいてみると、長い文章をつかえながら一生懸命読んでいるのでした。

「みんなね、てるちゃんにおこっているの。よくないよね。」

いじわるしている顔が、彼女には怒った顔に見えるのです。

病気で顔にこぶができてしまった「てるちゃん」

一生懸命勉強をしていじめられない学校に転校し、こぶのことで心がいっぱいにならないように、たくさんの習い事をがんばります。

今では医学博士となって、小学校などで公演もされている実話です。

影ながら支えるお母さんも素敵でした。

見た目ではなく、その人の本質を見抜くこと。

幼い娘にはどう映ったかしら。

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てるちゃんのかお

金の星社

藤井輝明 文/亀澤裕也 絵

笑いがとまらない!

  
「きょうはぐるぐるしない?」

ガソリンを入れに行くとき、何度も繰り返し聞きます。

もっとずっと小さかった頃。

怖いものだとは思わず、ドライブスルー洗車をして、壊れるくらい大泣きでした。

以来、なかなか洗車できなくなってしまいました。

本当は洗車もしたいけれど、ガソリンだけにしておこう。

いつものように向かったら、

「きょうはぐるぐるしていいよ!もうだいじょぶ!」

とはいえ泣くのでしょうね…

ところが、なぜか大笑い!

洗車機のバタバタ。

大笑いのあははは。

暑い車内で渦のようにぐるぐる。

私の方が滅入ってしまいましたとさ。

おひさまさんさん はらはらプール

  
ちゃんとうきわ、つかまえてて!

ひー!水がお顔にかかるよー!

えーんえーん!

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わかってました。

園でのプールも楽しかったり怖かったり。

それが大きなプールで、大勢の人。

慎重に進むけど、人の波で上下したり、誰かのバタ足の水がお顔にバシャッとかかったり。

思うようにはいきません。

結果大騒ぎ…

眉毛は八の字だし、目はきょどきょど。

でもよく見れば口はほころんでいます。

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ずっと優しく見守っていたパパ。

一等賞です。

そして今朝起きがけの一言。

「きのうはたのしかったなぁ」

よかったよかった。

かさなる かげ

  
園からの帰り道。

風はあるけど、日差しがジリジリ痛い。

さっきまで園で飛び回っていたせいか、顔は真っ赤っか。

ポツリポツリと今日の出来事を話しながら歩いていると、

「ちょっとママ、もう少しこっちきて」

西日で大きく伸びた影が重なります。

「影がくっついちゃった!おもしろい!」

そう言うと、また駆け出しました。

その背中はどんどん小さくなって、慌てて自転車で追いかけたのでした。

うれしくて うれしくて

  
ママー!

いつも以上のスピードで胸に飛び込んできたそのお顔はキラキラ輝いています。

その横で先生もうれしそう。

聞けば、お水にお顔をつけられるようになったそう。

普通のことかもしれないけれど、昨年の夏はとうとう叶わないまま終わっていたのでした。

新しいことに慎重で、コツコツ少しずつ取り組む娘。

そんな彼女を昨年から辛抱強く待っていてくれるのは、担任のかわいらしい先生。

見守り、一緒に喜んでくれる。

そのことだけで、どんなに自信につながることでしょう。

まだ夏は始まったばかり。

今年はいっぱいプールに行こう!

新しいかぞく

  
梅雨の中休み。

ジリジリと照りつける太陽。

七夕祭りではたくさんの出店が並んでいます。

かき氷かな。綿あめかな。

「金魚さんすくいたい!」

七夕飾りや食べ物より、いろんな色の小さなキラキラに釘付けになってしまいました。

ということは…飼うんだよね…

子どもの頃、縁日の金魚を飼っていて、大きく育てたことを思い出しました。

最初から狙いはデメキン!

すぐ破れるとも知らず、大物を狙って、勢いよく網を入れます。

「あ〜ぁ 破けちゃった」

でも小さな2匹はちゃんと我が家に仲間入りしました。

小さな生き物にも命があること。

その大切さを体感してほしいな。

じぶんでできた!

  
「来週もプールはお休みがいいなぁ。

だってお顔を水につけるの怖いもの。」

3年連続、この発言。

プールが大好きで、泳ぎ納めの日は水中に潜って「また来年ね」と話しかけていた私にはとても信じられません。

この時期は、必ずお風呂で秘密の特訓です。

そろそろ始めようかなぁと思っていた昨夜。

「ママみたいにお顔を洗ってみる!」

突然の宣言とともに、石けんを泡立て始めました。

目をぎゅっと閉じて。

怖いから急いで洗って。

シャワーから手探りでお湯をかけて。

「できた!」

そのお顔がキラキラして見えたのは、きれいに洗えただけじゃないはず。

今年はちゃんと泳げるかな。