月別アーカイブ: 2015年6月

鏡の国からこんにちは

  

みんなーこんにちはー!

お風呂のドアの外で誰かと会話している声がしています。

先に出たけど、ちゃんとふけたかしら。

そう思いながら、ドアを開けてビックリ!

鏡に挟まって、お顔が見えません!

よく見ると…

鏡の向こうにたくさんいるお友達と話しているのでした。

鏡の角度で、自分が何人もいるように映る。

その楽しさ、おかしさを、すっかり忘れていたなぁ。

何でも楽しさに変えてしまえる、素直な今を存分に味わってほしいものです。

それにしてもビックリした!!

お風呂上がりの至福のひととき

  

ちょっと待ってて!絵本を持ってくるから!

お風呂上がり。

バレエのためにと伸ばした髪は随分長くなりました。

乾かすのに時間がかかるからと、絵本の時間になっています。

最近のお気に入りは「からだえほん」。

リアルな図鑑ではなく、子どものなぜ?をベースにわかりやすく、手塚さんのかわいいイラストで説明しています。

いつも取り合いになる、お気に入りのストール。

バッグに隠しておいたのを引っ張りだして、膝掛けにして楽しいひととき。

どうして他のストールじゃだめなのかしら。

好きなものは同じなのね。

泣いてもそばにいて

 
物心ついたばかりの娘の前で泣いたとき。

ママが泣くなんて!とパニックになり、私以上に泣きました。

園の先生には、子どもの前で泣くと不安になるから、その姿は見せないでと言われました。

それはわかっているけれど。

悲しくても、嬉しくても、涙が自然と流れてしまうのです。

理由は必ず伝わるから、素直な姿でいよう。

あるときから決心してしまいました。

今では一緒に泣くことはなく、ティッシュを持ってきて、背中をさすってくれるようになりました。

泣くことは誇らしいことではないけれど。

相手の痛みが手に取るようにわかってしまう彼女の優しさに、救われます。

本当は私を助けるために来たのではないかしら。

おかあさーん!

子どもの心で抱きしめたくなってしまうのです。 

大きくなあれ

  

まだまだ明るい。

ピアノのレッスンを終え、外に出ても公園では笑い声が聞こえてきます。

そうだ、今日は夏至だ。

広い公園は芝生やクローバーが緑の絨毯のように広がっています。

あ!バッタさん!

あ!カエルさん!

ここで小さな頃から泥んこになって遊んだ娘は、追いかけていき、平気でつかみます。

昔は力が強すぎて、生き物が息絶えてしまったけれど…

みんな命があって、帰る家があるんだよ、優しくしてね。

その言葉に一瞬止まり、噛みしめるようにして、「じゃあまたね」ができました。

みんなみんな、大きくなあれ。

ちゃんとみています

  

あ!おもちゃが残ってる!

園舎に入って、誰もいなくなった園庭。

帰り支度をして、園庭をフェンス越しに見ながら車へ向かう途中に。

遊具のかげにかくれて、小さな砂遊びのバケツがぽつんと残されていました。

お片づけしてくる!

一目散に駆け出しました。

おうちに帰れるとルンルンの足取りだったのに。

自分のことはさておき、友達が残したおもちゃをひとり園庭に取りに行くその姿勢。

まっすぐだなぁ。

そんな姿をちゃんと園長先生は見ています。

大好きなワカメおにぎりをもらって、最初よりずっと軽い足取りで帰ったのでした。

ゆっくりゆっくり時間はすぎて

  

どこまでも続く田園風景。
梅雨だというのに、青空で日差しはまぶしいくらい。

車窓の外に目を細めながら、つくばへと向かいました。

イラストの仕事がしたい、でもどうしたらいいか。

不安を払拭するために門を叩いたスクールから、ずっと一緒に歩んできたお友達。

そんな彼女の作品が、素朴で温かいカフェに並んでいます。

「ドライドライフラワー」

ドライフラワーを作るようになった彼女が、愛情込めて描いた作品たち。

寄り添うように、控えめでそれでいて滋味深いお料理。

以前来たときはようやくおしゃべりできるようになっていた娘ですが、

今回は絵に触れ、おいしいおいしいとご飯を食べ、素敵な庭でたわむれ、いろんなものを吸収できたようでした。

きゃっきゃっきゃっ

彼女とじゃれあって遊ぶ娘。

私以外の世界でも、ちゃんと踏み出して、自分を表現し、仲良くなれる。

幸せなひとときでした。

本当は…

夫と娘が庭で仲良く遊んでいた後ろ姿を見たとき。

何より一番の幸せを感じました。
その前日には、「ママ先生」として保育園で1日保育士体験をしました。

マイペースなのはわかっていたけれど。

やっぱりすべてにおいてのんびりしていました。

でものんびりの中に、真剣さ、真面目さがありました。

自分が納得いくまでしっかりやるから、のんびりになってしまうのでした。

そんな姿をみんなに応援されて、逆に悔しそうにしています。

あなたはしっかりやっているよ。

自信が持てるように。

ささいなことでも褒めてあげたいと思いました。

今日もまたがんばっている彼女に。

未来の画伯

  

その背中はまるで幼い頃の私自身。

1人で黙々と、時にはひとりごとをいいながら、鉛筆はサラサラ進みます。

私の描く姿を見て、

どうやって描くの?

まだそんなに上手に描けない

じっくり観察したり、悔しがったり。

最近は自分の思った通りに描けるようになって、うきうきしています。

今しか描けない絵。思う存分描いて世界を広げていけたら。

 

七夕の短冊。

ハートは心を表していて、いろんな色になるそうです。

褒めたら口を細めてホクホク顔。

 
男の子なのに、まつげを描いちゃった!と慌てていました。 
 

胸を張って

  

コンプレックスだったのです。

小さい口に大きな歯。

ひしめきあって、歯並びを悪くしています。

磨きにくい歯。

だからこそ虫歯にならないように念入りに。

今のところ、娘の歯はきれいに揃っています。

ずっときれいでいてほしい…

怖がりの彼女を連れて、半年に一度は歯科へ。

この世の終わりのような泣き声が、クリニック中に響きます。

いつも私は小さくなって、彼女は赤くくしゃくしゃの顔になって帰ります。

でも。

胸を張って帰りました。

決心したようにきゅっと眉に力を入れて。

1人できちんと見てもらえました。

まぶしいなぁ。たくましいなぁ。

着々と、前へ進んでいるきみ。

まっすぐ前へ

 私の顔を見るなり、ママー!痛いよう!

それは少し前。バレエのレッスン日でした。

よりによって今日かぁ。

絆創膏を剥がすときの痛さを思い出し、血が流れていようと貼らせてくれません。

さすがに今日はお休みかな?

でも泣いていたのは、痛いだけではありませんでした。

バレエをお休みしたくなくて、泣いていたのです。

結局、メニューには配慮していただいたものの、しっかりレッスンを終えました。

ずっとずっと辞めずに続けるの。

この間ばあばにこっそり宣言したそうです。

この歳で打ち込めることに出会えた幸せ。

私にとって絵であったように、彼女にはバレエなのでしょうか。

その眼差しはしっかり前へ。

 

思っているよりも

ママはそおっと教室から出て行って。

いつものように着替えの部屋に向かおうとしたとき、バレエの先生に耳打ちされました。

7月に小さな発表会を予定していて、その振り付けを教えるとのこと。

いつも大人のようにしているけれど、やはり4歳。

私がいると甘えが出たり、気が散ることもあります。

そおっと外に出て、スーパーで買い物をしながら待ちます。

時計ばかりが気になって。

おそるおそるレッスンに戻ってみると、いきいきと踊っていました。

さっき習ったばかりだろう振り付けをサラッとこなしています。

「子どもだから」は、よそう。

その可能性を広げるために、ゆったり見守るのが私のシゴトなのだ。